オラクル認定Javaプログラマ資格（OCJP）とは

オラクル認定Javaプログラマ資格（OCJP）とは

今回は、オラクル認定Javaプログラマ資格（OCJP）についてご紹介します。

オラクル認定Javaプログラマ資格（OCJP）は日本オラクル株式会社が実施しているベンダー資格です。Javaの基礎やオブジェクト指向プログラミング、ファイルI/O等のAPIを使用したJavaアプリケーション作成のスキルを証明します。

特に、Silver以上は海外でも認知度が高い為、未経験からIT業界へ就職したい人はもちろんJavaを扱うエンジニアにとっても受験価値のある資格となっています。

資格のグレード

オラクル認定Javaプログラマ資格には、Bronze、Sliver、Goldの3つのグレードがあります。

Bronzeは、Java言語未経験者向けの入門資格です。Javaの基礎やオブジェクト指向プログラミングの基本知識を保持していることを評価します。

Silverは、上級者の指導のもと開発作業を行うことができる開発初心者向けの資格です。Javaアプリケーション開発に必要とされる基本的なプログラミング知識やプロジェクトで発生する状況への対応能力を保持していることを評価します。

Goldは、独力で機能実装が行える中上級者向け資格です。Javaアプリケーション開発に必要とされる汎用的なプログラミング知識や独力で機能実装が行える能力を保持していることを評価します。

試験の分類

グレード	資格名	試験名	前提資格
Bronze	Oracle Certified Java Programmer, Bronze SE	1Z0-818-JPN：Java SE Bronze	なし
Silver	Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 8 Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11	1Z0-808-JPN：Java SE 8 Programmer I 1Z0-815-JPN：Java SE 11 Programmer I	なし
Gold	Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 8 Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 11	1Z0-809-JPN：Java SE 8 Programmer II 1Z0-816-JPN：Java SE 11 Programmer II	Silver または旧バージョンのGold

上記のとおり、取得したいJavaのバージョンによって試験が異なります。また、Bronze、Silverは前提資格なしで誰でも受験できますが、GoldはSilverを保持している必要があります。

過去にはJava7の試験も開催されていましたが、Bronze SE 7/8（Bronze）は2020年7月に、Programmer I（Silver）とProgrammer II（Gold）は2018年12月に試験の配信を終了しました。

試験の概要

試験の概要は以下のとおりです。
同グレードでもJavaのバージョンによって異なることに注意してください。

試験	難易度	試験時間	出題数	合格ライン	合格率	試験形式	受験料（税込） ※2022年7月次点
1Z0-818-JPN：Java SE Bronze	やや易しい	65分	60問	60%	非公開	・CBT ・多肢選択式	16,500円
1Z0-808-JPN：Java SE 8 Programmer I	標準	150分	77問	65%	非公開	・CBT ・多肢選択式	32,340円
1Z0-815-JPN：Java SE 11 Programmer I	標準	180分	80問	63%	非公開	・CBT ・多肢選択式	32,340円
1Z0-809-JPN：Java SE 8 Programmer II	難関	150分	85問	65%	非公開	・CBT ・多肢選択式	32,340円
1Z0-816-JPN：Java SE 11 Programmer II	難関	180分	80問	63%	非公開	・CBT ・多肢選択式	32,340円

Java SE Bronzeの詳細は以下の記事を参考にしてください。

[post_link_internal 1143]

Java SE 8 Silverの詳細は以下の記事を参考にしてください。

[post_link_internal 1306]

試験の流れ

受験の申し込みから受験、試験結果の確認までの流れをご紹介します。
特に受験の申し込みは複雑なので、ぜひ参考にしてください。

受験の申し込み

はじめに、受験の申し込みを行います。

受験の申し込みの流れは以下のとおりです。

1. Oracleのアカウントを作成する
2. CertViewにログイン
3. CertViewの初回ログイン手続きを行う
4. ピアソンVUEで受験の申し込みを行う

Oracleのアカウントを作成する

はじめに、Oracleのアカウントを作成します。

CertViewにログイン

次に、作成したOracleのアカウントで「CertView」にログインします。

CertView（オラクル認定システム）は、オラクル認定資格および試験に関するすべての情報を管理するポータルサイトです。オラクル認定資格試験の予約や受験、受験結果の閲覧等さまざまなことが行えます。

CertViewの初回ログイン手続きを行う

CertViewにログイン後、初回ログイン手続きを行います。

ピアソンVUEで受験の申し込みを行う

最後に、CBT方式のテストを提供している「ピアソンVUE」から試験の申し込みを行います。

受験

受験の申し込みが完了したらテストセンターまたはオンラインで受験します。

受験方法は以下のとおりです。

• テストセンターで受験する
• オンラインで受験する
• 所属の企業・団体指定の会場で受験する ※今回は割愛

テストセンターで受験する場合

テストセンターで受験する場合のポイントは以下のとおりです。
詳細はピアソンVUEで公開されている「テストセンターでの流れ」という動画で紹介されています。

• テストセンターで受験する
• 持ち物は「本人確認書類」
• 本人確認を行うために署名を行う
• スコアレポートに掲載される顔写真を撮影する
• 基本的には試験室に私物を持ち込むことはできない

オンラインで受験する場合

オンラインで受験する場合のポイントは以下のとおりです。

• ピアソンVUEで受験する
• 持ち物は特になし

試験結果の確認

受験が完了したら、試験結果を確認します。

2021年1月15日以降、オラクル認定資格試験の合否結果およびスコアレポートは、受験終了時の画面に表示されます。また、過去に受験したオラクル認定資格試験の合否結果およびスコアレポートについては、CertViewで確認できます。

CertViewでの試験結果の確認方法は以下のとおりです。

1. CertViewにアクセス
2. 左メニュー >「試験結果」を押下
3. 「ピアソンVUEの試験履歴」を押下
4. 任意の試験のスコアレポート「View」リンクを押下

試験の学習方法と受験レポート

当試験の学習方法は、グレードに関わらず次の流れで行うことをおすすめしています。
筆者は実際にこの方法でBronzeとSilverの試験に合格し、資格を取得しました。

1. Javaの基礎を身につける ※Java未経験者のみ
2. オラクル認定資格テキスト等で試験範囲を学習する
3. 問題集で試験問題を網羅する
4. 模擬練習で時間配分の感覚を掴む

Bronze SE（1Z0-818-JPN：Java SE Bronze）

Bronze取得に向けておすすめの学習サービスと学習本をご紹介します。

また、学習方法の詳細や受験した際のレポートは以下の記事を参考にしてください。

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おすすめ学習サービス

以下の記事では、Javaを入門レベルから勉強できるおすすめ学習サービスを紹介しています。
書籍での学習が苦手な人や独習が苦手な人はぜひ参考にしてください。

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おすすめ学習本

Bronzeのおすすめ学習本は以下のとおりです。

• スッキリわかる Java入門
• オラクル認定資格試験学習書 Javaプログラマ Bronze SE
• 徹底攻略 Java Bronze SE 問題集

スッキリわかる Java入門

「スッキリわかる Java入門」では、Javaの基礎やオブジェクト指向プログラミングを学ぶことができます。Javaだけでなくプログラミングも学ぶことができる為、プログラミング初心者でもこの一冊で安心して学習できます。

オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Bronze SE

「オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Bronze SE」は、オラクル認定Java資格の対策本です。サンプルコードを使って動作を確認しながら学習でき、練習問題や模擬試験にも挑戦できるので万全の試験対策ができます。

徹底攻略 Java SE Bronze 問題集

「徹底攻略 Java SE Bronze 問題集」は、Java資格の問題集です。練習問題を解き、解説を読むことで理解を深め、模擬試験で時間配分の感覚を掴むことができます。

Silver SE 8（1Z0-808-JPN：Java SE 8 Programmer I）

Silver取得に向けておすすめの学習サービスと学習本をご紹介します。

また、学習方法の詳細や受験した際のレポートは以下の記事を参考にしてください。

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おすすめ学習サービス

以下の記事では、Javaを入門レベルから勉強できるおすすめ学習サービスを紹介しています。
書籍での学習が苦手な人や独習が苦手な人はぜひ参考にしてください。

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おすすめ学習本

Silverのおすすめ学習本は以下のとおりです。

• スッキリわかる Java入門
• スッキリわかる Java入門 実践編
• オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE 8
• 徹底攻略 Java SE 8 Silver 問題集

スッキリわかる Java入門

「スッキリわかる Java入門」では、Javaの基礎やオブジェクト指向プログラミングを学ぶことができます。Javaだけでなくプログラミングも学ぶことができる為、プログラミング初心者でもこの一冊で安心して学習できます。

スッキリわかる Java入門 実践編

「スッキリわかる Java入門 実践編」では、Javaの中級分野まで、より実践的な内容を学ぶことができます。Silverの試験範囲であるラムダ式やAPIも掲載されています。

オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE 8

「オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE 8」は、オラクル認定Java資格の対策本です。サンプルコードを使って動作を確認しながら学習でき、練習問題や模擬試験にも挑戦できるので万全の試験対策ができます。

徹底攻略 Java SE 8 Silver 問題集

「徹底攻略 Java SE 8 Silver 問題集」は、Java資格の問題集です。練習問題を解き、解説を読むことで理解を深め、模擬試験で時間配分の感覚を掴むことができます。

お疲れさまでした

オラクル認定Javaプログラマ資格（OCJP）についてご紹介しました。
少しでも参考になれば幸いです。