Java SE Bronzeの学習方法と合格するためのポイント
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Java SE Bronzeの学習方法と合格するためのポイント
今回は、Java SE Bronzeの学習方法と合格するためのポイントをご紹介します。
Oracle Certified Java Programmer(オラクル認定Java資格)については、次の記事を参考にしてください。
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試験の概要
試験の概要は以下のとおりです。
試験 | 試験時間 | 出題数 | 合格ライン | 受験料(税込) |
---|---|---|---|---|
Java SE Bronze | 65分 | 60問 | 60% | 16,500円 |
出題範囲
試験の出題範囲は大きく分けて以下のとおりです。
項目の詳細については、Oracleのサイトを一読ください。
- Java言語のプログラムの流れ
- データの宣言と使用
- 演算子と分岐文
- ループ文
- オブジェクト指向の概念
- クラスの定義とオブジェクトの使用
- 継承とポリモフィズム
出題範囲は、Java SE Bronze サイト下部にある「試験内容チェックリスト」に記載されています。
https://education.oracle.com/ja/x/pexam_1Z0-818
受験の申し込み方法や試験結果の確認
受験の申し込み方法や試験結果の確認については、次の記事を参考にしてください。
[post_link_internal 1142]
学習方法と合格するためのポイント
Java SE Bronzeを取得したので、学習方法と合格するためのポイントをご紹介します。
是非、受験する際の参考にしてください。
試験に合格した際の状況は以下のとおりです。
Java歴 | 0日(他言語の学習歴も無し) |
学習期間 | 3週間程度 |
学習時間 | 30時間程度 |
受験した感想
はじめてのJavaの試験ということで不安だったのですが、想像していたよりも簡単でした。
紫本+黒本で手厚く対策を行ったのが良かったのか、試験中も躓くことなくスラスラと回答できました。
内容は違えど参考書と似たような問題が出題される為、試験問題の網羅は不可欠と感じました。
ある程度Javaの知識がある方やJava初心者だけど学習へのモチベーションが高い!というような方は、Bronzeを受験せずにいきなりSilverを受験してしまって良いと思います。
Java SE 8 Programmer I(Silver)については次の記事で紹介しています。
[post_link_internal 1306]
学習方法
学習方法は以下のとおりです。
- [スッキリわかるJava入門] でJavaについてざっくりと理解する
- [オラクル認定資格試験学習書 Javaプログラマ Bronze SE (紫本)] を1周
- [徹底攻略 Java Bronze SE 問題集 (黒本)] を1周
[スッキリわかるJava入門] でJavaについてざっくりと理解する
はじめに、他言語の学習歴がないかつJava歴0日のまったくの初心者だった為、以下の入門テキストでJavaについて学習しました。
この書籍は、Javaはもちろんのことプログラミング自体初めて学ぶという方におすすめです。
周囲で「これからJavaを学びたい!プログラミングは初めて!」という人には絶対おすすめしているほど入門書にぴったりなので、是非手にとってみてください。
[オラクル認定資格試験学習書 Javaプログラマ Bronze SE (紫本)] を1周
次に、Java SE Bronzeの試験範囲を網羅する為に以下の参考書で学習しました。
試験範囲の解説はもちろん練習問題や模擬試験もついているので、効率よく学習できました。
ただ、ある程度Javaの知識がある方は次に紹介する「徹底攻略 Java Bronze SE 問題集(黒本)」だけでも十分な気がします。
[徹底攻略 Java Bronze SE 問題集 (黒本)] を1周
最後に、Java SE Bronzeの試験問題を網羅する為に以下の問題集で学習しました。
練習問題を解き、解説を読むことで理解を深め、模擬試験で時間配分の感覚を掴むことができました。
前述のとおり、ある程度Javaの知識がある方はこの書籍だけで十分合格できると思います。
合格するためのポイント
合格するためのポイントは以下のとおりです。
- 概念的な内容は読み込む
- 文法をきちんとおぼえる
- コードの処理の流れを理解する
- 問題をできるだけ網羅する
概念的な内容は読み込む
オブジェクト指向等の概念的な内容は読み込むことをおすすめします。
最初はピンとくる人が少ないと思いますし、細かいところは出題されません。
文法をきちんとおぼえる
試験では以下のように間違い探しのような問題が出題されます。
確実に点数を取るためにも基本をしっかり抑えておきたいです。
■ サンプル問題1
次のコードがあります。
public void main(String[] args) {
System.out.print("表示!");
}
コンパイル、実行した結果として正しいものを1つ選択してください。
A. コンパイルエラー
B. 実行時エラー
C. 「表示!」と表示される
■ 解答
B
正しいmain文は 「public static void main(String[] args)」。
文法的にstaticは省略可能な為、コンパイルエラーにはならない。
■ サンプル問題2
次のコードがあります。
public static void main(String[] args) {
byte b = 128;
System.out.print("表示!");
}
コンパイル、実行した結果として正しいものを1つ選択してください。
A. コンパイルエラー
B. 実行時エラー
C. 「表示!」と表示される
■ 解答
A
byteに格納可能な値は 「-128〜127」。
128はbyteに格納できない値の為、コンパイルエラーとなる。
コードの処理の流れを理解する
以下のようにコードの内容を問われる問題も出題されるので、コードの処理の流れを理解する癖をつけておくと良いと思います。
■ サンプル問題3
次のコードがあります。
public static void main(String[] args) {
int a = 10;
int b = a++;
int c = ++a;
System.out.print("b = " + b + " c = " + c);
}
コンパイル、実行した結果として正しいものを1つ選択してください。
A. 「b = 10 c = 11」と表示される
B. 「b = 10 c = 12」と表示される
C. 「b = 11 c = 11」と表示される
D. 「b = 11 c = 12」と表示される
■ 解答
B
以下のような処理の流れとなる。
1.aに[10]が代入される
2.bに[10]が代入された後、aがインクリメントされて[11]となる
3.aがインクリメントされて[12]となった後、cに[12]が代入される
問題をできるだけ網羅する
どんな試験にも言えることですが、試験問題は一問でも多く解いておくに越したことはありません。
より確実に合格したい方は「紫本 + 黒本」で学習することをおすすめします。
お疲れさまでした
Java SE Bronzeの概要と合格するためのポイントをご紹介しました。
少しでも参考になれば幸いです。