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GCP Associate Cloud Engineer (ACE) の勉強方法と合格体験記

更新日: 2024-01-05

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GCP Associate Cloud Engineer (ACE) とは

Googleが提供しているクラウドサービス「Google Cloud Platform (GCP)」のエントリーレベルの試験で、サービスに対する基本的なスキルを証明するものです。

試験概要

項目内容
試験時間120分
出題数50~60問
出題方法多肢選択 (複数選択) 式
対応言語英語, 日本語, スペイン語, ポルトガル語
試験方法オンライン (遠隔監視) または テストセンター
受験料$125 (税別)
合格ライン非公開
合格率非公開

掲載している情報は2024/1/5時点のものです。最新の試験概要はこの認定試験についてを確認してください。

出題範囲

出題範囲は5つのセクションに分かれています。
詳細な出題範囲は認定試験ガイドに記載されているので、勉強前に一読することをおすすめします。

  1. クラウドソリューション環境の設定
  2. クラウドソリューションの計画と構成
  3. クラウドソリューションのデプロイメントと実装
  4. クラウドソリューションの正常なオペレーションの確保
  5. アクセスとセキュリティの構成

掲載している情報は2024/1/5時点のものです。最新の出題範囲は認定試験ガイドを確認してください。

合格体験記

受験時の状態は以下のとおりです。

項目内容
クラウド歴0日
GCP歴0日
知識レベル基本情報技術者レベル
勉強期間2ヶ月程度
勉強時間45時間程度

はじめてのクラウドの試験であること、今までインフラに携わった経験がないということで、想像していたよりもかなり難しかったです。しかし、GCPのサービスを実際に触れながら理解したこと、できるだけ様々な模擬問題を解いたことが良かったのか、なんとか一発で合格できました。

インフラ関連のプロジェクトに携わっていたり、ある程度インフラについての知識がある方は、そこまで苦戦していない印象だったので試験自体の難易度はそこまで高くないと感じました。

勉強方法

以下の手順で勉強しました。

  1. クラウドについて理解する
  2. GCPのサービスについて認定試験ガイドをベースに理解する
  3. 模擬試験を受ける
  4. Udemyで試験感覚を掴む

クラウドについて理解する

クラウドの知識が全くない初心者だったため、書籍でクラウドについて理解しました。

勉強時は以下の書籍を使用しました。仮想化やコンテナの基礎知識からGCPと関係の深いコンテナ型仮想化ソフトウェア「Docker」やオーケストレーションツール「Kubernetes」などが紹介されています。クラウドや仮想化、コンテナなどのワードにピンとこない方は手にとってみてください。

GCPのサービスについて認定試験ガイドをベースに理解する

GCPは100種類を超える非常に多くのサービスを提供しているので、書籍で大枠を捉えてから、認定試験ガイドをベースに公式ドキュメントで理解を深めました。書籍に掲載されていなかったり理解できなかった箇所は、実際にサービスに触れながら確認しました。

AWSやAzureなどGCP以外のクラウドサービスに携わった経験がある方は、サービスを比較してみるとより効率的かもしれません。

勉強時は以下の書籍を使用しました。クラウドに関して初級から中級の技術者を対象にGCPの機能や操作方法、他のクラウドサービスとの比較などがひととおり解説されています。受験時は良さそうな書籍がこの書籍のみだったので使用しましたが、現在は多くの書籍が発売されているので他の書籍と比較してみてください。

リックテレコム
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図解即戦力シリーズでGoogle Cloudに特化した書籍が発売されました。
勉強時に使用したものではないですが、とても分かりやすく内容がまとまっているのでおすすめです。

米国で定評のあるGCP認定資格学習書を日本語訳したもので、Google Cloud Japan合同会社が監訳した公式ガイドです。
試験範囲が網羅されているため、合格をより確実にしたい方におすすめの書籍です。
内容は少し難しいので、ある程度サービスについて勉強した後に読むと理解が深まります。

インプレス
¥5,940 (2024/01/05 00:00時点 | Amazon調べ)

エンタープライズシステム開発に携わった経験がある方におすすめの書籍です。
オンプレミスでシステム開発を行う際にも考慮が必要である「アカウント設計」「セキュリティ設計」「ネットワーク設計」「プロダクト設計」「監視・運用設計」「移行設計」といった設計軸でGoogle Cloudの具体的なユースケースや設計ポイントが解説されており、より実践的な内容になっています。

模擬試験を受ける

知識の確認や苦手分野の洗い出しとして、Google Cloudが提供しているAssociate Cloud Engineer 模擬試験を受けました。
模擬試験は何度でも受験できるので繰り返し解くことをおすすめします。

Udemyで試験感覚を掴む

試験感覚はUdemyの模擬問題集で掴みました。

以下の問題集は、模擬問題が40問×3セット解説付きで用意されています。
全問題を100%正解できるようになれば本試験でもある程度点数が取れると感じました。
合格をより確実にしたい方はぜひ活用してください。

合格するためのポイント

合格するにあたり重要だと感じたポイントをまとめます。

  • サービスの内容を細かいところまで覚える
  • 模擬試験問題をできるだけ解く

サービスの内容を細かいところまで覚える

どういった時にどのサービスをどのオプションで利用するのが最適かということを理解することが最も重要なので、サービスの内容をオプションなどの細かいところまで覚えることが重要だと感じました。
特にストレージやデータベース、ロードバランサなど似たサービスが複数あるものの違いは最低限抑えておきたいです。

また、同じ操作をするにもGUIで行う場合とCLIで行う場合の手順をできるだけ覚えておいた方が良いと感じました。実際に手を動かすと覚えやすいので、サービスに触れられる環境を用意することをおすすめします。

模擬問題をできるだけ解く

どんな試験にも言えることですが、試験問題は一問でも多く解いておくに越したことはありません。
GCPの試験では試験問題を公開することが禁止されているため過去問はありません。ただ、模擬問題を解くことで知識の確認や苦手分野の洗い出しなど勉強の効率化に役立つため、できるだけ様々な問題を解いた方が良いと感じました。
より確実に合格したい方はUdemyで勉強することをおすすめします。

お疲れさまでした

GCP Associate Cloud Engineer (ACE) の勉強方法と合格体験記を紹介しました。
合格の一助となれば幸いです。