なぜシリーズ『コンピュータはなぜ動くのか』をレビュー
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なぜシリーズ『コンピュータはなぜ動くのか』をレビュー
今回は、書籍『コンピュータはなぜ動くのか』をレビューします。
当書籍は、エンジニアの定番書籍と言われている “なぜシリーズ” のひとつです。
特に、IT業界への就職を目指す人や新人エンジニア向けと言われています。
今回は、当書籍を読了した為レビューします。
書籍情報や内容はもちろん、どのような人向けかや感想等も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
コンピュータはなぜ動くのか
著者 | 矢沢久雄 |
出版元 | 日経BP |
出版日 | 2003年6月 |
ページ数 | 280ページ |
版型 | A5判 |
内容
当書籍は、以下の12章で構成されています。
- コンピュータの3大原則とは
- コンピュータを作ってみよう
- 一度は体験してほしいハンド・アセンブル
- 川の流れのようにプログラムは流れる
- アルゴリズムと仲良くなる7つのポイント
- データ構造と仲良くなる7つのポイント
- オブジェクト指向プログラミングを語れるようになろう
- 作ればわかるデータベース
- 簡単な実験7つでTCP/IPネットワークを理解する
- データを暗号化してみよう
- そもそもXMLって何だっけ
- SEはコンピュータ・システム構築の現場監督
コンピュータの物理的なところからアルゴリズムやネットワークまで幅広く紹介されています。
タイトル通りコンピュータについて幅広く学べる書籍です。
出版日が2003年と約20年前になる為、情報も古いものが多いですが、大枠としては現在のものと遜色ない内容になっています。
ただ、各分野には特化していないのでより深く学びたいのであれば、他のなぜシリーズをおすすめします。
特徴
当書籍の特徴として、以下が挙げられます。
- 語り口調で読みやすい
- 前提知識が少なくても内容が理解できる
なんとなく難しそうというイメージがある技術書ですが、当書籍は技術書をあまり読んだことがない人も苦もなく読むことができると思います。
語り口調で書かれていたり、前提知識が少なくても内容が理解できるからです。
また、技術書には前提知識が必要なものが多いですが、当書籍では出てくる単語が文章内で説明されていることが多い為、前提知識が少なくても内容が理解しやすいです。
どのような人向けか
当書籍は、IT業界への就職を目指す人や新人エンジニア向けだと感じました。
特に、インフラではなくアプリ開発を行う方人は必読です。
また、基本技術者試験を取得する為に入門書を探している人にも適していると感じました。
開発経験がある程度ある人には目新しい情報はありませんが、良い復習になる書籍です。
新人エンジニアの教育書籍としてもおすすめです。
感想
エンジニアなのに定番書籍「なぜシリーズ」を読んだことがない!読まなければ!と思い立ち、手に取った書籍です。
初めてのなぜシリーズということで非常に期待していましたが、期待通り良いものでした。
タイトルからコンピュータの仕組みやアルゴリズムについて永遠と書かれているものだと思っていたのですが、想像以上に読みやすく、理解しやすく、楽しく読了できました。
特に、オブジェクト指向については、約20年経った現在でも人によって解釈が異なるので面白いなと思いながら読みました。
良い復習になったことはもちろん、根本的な仕組みを知ることで主流になりつつあるクラウドのメリットやデメリットを意識できるようになったこともあり、手に取って良かったです。
お疲れさまでした
今回は、書籍『コンピュータはなぜ動くのか』を紹介しました。
少しでも参考になれば幸いです。