うわさのアジャイル本『アジャイルサムライ』をレビュー
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うわさのアジャイル本『アジャイルサムライ』をレビュー
今回は、書籍『アジャイルサムライ』を読了した為レビューします。
書籍情報や内容はもちろん、どのような人向けかや感想等も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
アジャイルサムライ
著者 | Jonathan Rasmusson / 訳 西村直人・角谷信太郎 |
出版元 | オーム社 |
出版日 | 2011年7月 |
ページ数 | 336ページ |
版型 | A5判 |
内容
当書籍は、以下の15章で構成されています。
- ざっくりわかるアジャイル開発
- アジャイルチームのご紹介
- みんなをバスに乗せる
- 全体像を捉える
- 具現化させる
- ユーザーストーリーを集める
- 見積り:当てずっぽうの奥義
- アジャイルな計画づくり:現実と向きあう
- イテレーションの運営:実現させる
- アジャイルな意思疎通の作戦
- 現場の状況を目に見えるようにする
- ユニットテスト:動くことがわかる
- リファクタリング:技術的負債の返済
- テスト駆動開発
- 継続的インテグレーション:リリースに備える
アジャイル開発の概要やチーム構成、プロジェクトの計画から運営・開発方法まで非常に幅広く紹介されています。アジャイル開発について一通り学べる書籍です。
また、開発の手法を形式的に学ぶというより、開発を行うにあたっての考え方や心得等マインド部分が多く書かれています。より形式的に学びたい場合は、以下の書籍をおすすめします。
特徴
当書籍の特徴として、以下が挙げられます。
- アジャイル開発を行う上でのマインドが学べる
- 文章がコミカルでテンポが良い
- 文章にややクセがある
当書籍の特徴は、なんと言ってもアジャイル開発を行う上でのマインドを学べるところです。
アジャイル開発について、お作法を形式的に紹介している書籍は多々あるのですが、マインド部分を紹介している書籍は非常に少ないです。その為、開発を行う上でのマインドを学べるところが一番の特徴だと感じました。
ただ、章タイトルから分かるとおり、ややクセのある文章です。
コミカルでテンポも良いので気にならない人がほとんどだと思いますが、翻訳や海外のドキュメント等に馴染みがない人は抵抗があるかもしれません。
どのような人向けか
当書籍は、アジャイル開発初心者や開発に関わる人向けだと感じました。
初心者だけでなく開発に関わる人も対象としたのは、開発を行う上で大切なマインドを学ぶことができるからです。
アジャイル開発を行っているけどメンバの意識が低いといった時に、周知することで改善が見込めるかもしれません。
感想
アジャイル開発についての書籍を探していた際、タイトルに惹かれて手に取った書籍です。
他にも何冊か読了しましたが、アジャイル開発について一通り学べることと開発を行う上でのマインドを学べるという、1冊で二度美味しい、唯一無二な書籍だと思います。
文章のクセはそこまで気にならなかったので、テンポ良く読み進めることができました。挿絵や写真も多かったのも良かったのかもしれません。
アジャイル開発について学べたことはもちろん、開発手法に関わらずソフトウェア開発を行う上での大切なマインドを学ぶことができたので、手に取って良かったです。
お疲れさまでした
今回は、書籍『アジャイルサムライ』を紹介しました。
少しでも参考になれば幸いです。